えとう動物病院のきまぐれ日記

避妊/去勢手術について(その1) メリット、デメリット

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3月になりました。日中は寒さもやわらいで、少しずつ春の兆しが見えてきましたね。
本格的に春が来るまでは、寒暖差が激しくなります。体調には気を付けてくださいね☆

さて今日からは、避妊手術、去勢手術についてお話しようと思います。
避妊手術は卵巣と子宮を取り出し、去勢手術は精巣を取り出します。
今回はそのメリット・デメリットについて考えてみましょう☆

《メリット》
①望まない妊娠を避ける
これは、多頭飼育の動物、外に出かけるネコちゃん、のらねこちゃんなどでメリットがあるかもしれません。

②発情にともなう行動を減らす
たとえば、発情中は攻撃的になり、他の動物にけしかけてしまったり、
とにかく外に出たがる、大きな声で鳴く、マーキングで色々なところにおしっこをしてしまう・・・
個体差はありますが、こういった行動が目立つと一緒に過ごすことが困難になることもあります。

③発情にともなう体調不良を避ける
これは女の子に多いですが、発情中にお腹を壊してしまったり、食欲がなくなったり、膀胱炎を起こしたりすることがあります。
そして、ワンちゃんの女の子は、ときおり偽妊娠を起こすことがあり、妊娠していなくても発情後、おっぱいが張って炎症を起こすことがあります。
発情がくるたびに体調を崩すようであれば、積極的にそれを抑えてあげることを考えます。

④生殖器関連の病気を予防する
切除をするため、子宮、卵巣、精巣の腫瘍が予防できます。
また子宮蓄膿症も起こす心配がなくなります。
さらに、性ホルモン由来の病気、たとえば女の子では乳腺腫瘍、男の子では前立腺腫大、肛門周囲の良性腫瘍や会陰ヘルニアといった病気になる確率を下げることができます。

《デメリット》
①子供が作れなくなる
なんだか、当たり前のような感じがしますが、一度手術をすると、生涯子供を作ることはできません。

②全身麻酔のリスク
どんなに健康な動物でも、麻酔のリスクをゼロにすることはできません。
可能な限り麻酔のリスクを減らすために、手術は体調が万全な時に臨むことが大切です。
また、手術後数日は抵抗力が落ちやすくなるため、ワクチンなどの予防もしておきましょう。

③太りやすくなる
性ホルモンがなくなると、手術前の7~8割程度のカロリーで体重が維持できるようになります。ところが食欲は増してしまうことが多いので、食事管理が必要になってきます。

メリット、デメリットについては、こんな感じでしょうか。
詳しくは、診察でもお話しています。気になる方はご相談くださいね☆

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by etoah | 2015-03-06 21:00 | 診療日誌
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